シニアとジュニアを結ぶ世代間交流の促進プログラム
目 的
「シニアとジュニアを結ぶ世代間交流の促進」活動は、自らのキャリア開発を目指すジュニア世代(後輩)が、シニア世代(先輩)が持つ専門的に豊富な知識・経験を共有できるための機会を提供しようとするものです。
同窓会の財産を共有するメカニズムを創る
サセックス大学同窓会日本支部は、1991年11月に設立され、30年の以上の歴史を持っています。1970年代にサセックス大学に留学する日本人は、年に数名から10数名でしたが、現在では、毎年、40~50名の日本人学生・研究生が留学するようになり、大学には常時150~200名の学生・研究生が在籍するようになりました。この間に、日本人留学生の総数は優に1000人を超えていると推定され、同窓会は、会員の年齢構成が20代から70代までの広範な世代が所属する団体になりました。
シニア世代(先輩)の会員は、国内外の多様な分野の組織で働いた経験に基づく貴重な知見とノウハウを持っており、これは同窓会の貴重な財産です。このような知見とノウハウは、人生を模索しているジュニア世代(後輩)にとっては、大いに有益な情報でもあります。残念ながら、シニア世代(先輩)とジュニア世代(後輩)間には、お互いを知りあう機会が限られていたため、この財産を共有できていないのが実情です。そこで、本活動は、この貴重な同窓会の財産が世代間で円滑に共有されるためのメカニズムを創造し、機会を提供することを意図しています。
世代間交流の応募方法
シニア/ジュニア世代間交流を希望する人は、簡単な略歴書を添付して、相談したい事柄を明記して、下記のサセックス大学同窓会事務局宛に送付してください。経費は無料です。usaajapan@gmail.com
申込を受け取ってから、適切と思われるシニア世代(先輩)の会員をご紹介しますので、交流が実現しましたら、簡単な結果を事務局宛てに報告してください。
活動のねらい
本活動は、サセックス大学同窓会日本支部会員が持つ特色を活かした、ユニークな活動です。
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同窓会会員の約70%超が国際開発分野の修士課程を学習しています。
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国際開発分野の卒業生のシニア世代(先輩)の多くが国際機関、日本の国際協力関係の政府関係機関、NGO/NPO、開発コンサルタント企業、大学・研究機関等に勤務した経験を持っています
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とりわけ、国際機関で働く日本人職員は、必要とされる人数よりもはるかに少ないのは、国際競争力をもった人材が少ないからといわれていますが、本同窓会会員のジュニア(後輩)世代は、大学院で国際開発課題を勉強し、実務経験を持ち、コミュニケーション能力に優れ、国際機関職員の応募資格を満たしています。
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しかしながら、国際機関や日本の国際協力関係機関で働くためには、競争試験や競争的なリクルートメントの課程をクリアーしなければなりません。ジュニア世代(後輩)の会員は、このような競争試験にチャレンジするためのノウハウや勤務してからの競争に勝ち抜いていくためのノウハウを必要としています。
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他方、シニア世代(先輩)の会員の中には、国際機関を含む国際開発協力関係機関・団体等で働いた豊富な経験に基づく知見とノウハウをもっている人が多数存在します。そこで、本活動は、このジュニア世代(後輩)のニーズに応えられるシニア世代(先輩)会員を募り、両者の交流を実現してより多くのジュニア世代(後輩)が国際開発分野のプロフェッショナルとして活躍できるように支援することをネライとしています。